最後の魔女の、癒しの手
王国を脅かす悪しき竜を倒した王子、ティグレス。
本来なら英雄と称えられる筈の彼は、北の離宮に幽閉された。
邪竜を倒した際に負った、呪いがために。
国王は彼の呪いを解くために方々手を尽くしたが、王宮の魔法使いも名医も識者も聖女も匙を投げるだけだった。
しかしある時、滅んだと言われていた魔女が、この世界にひとりだけ残っていることが判明した。
今は亡き老魔女が育てた青年、クレセント。
王子の呪いが解けたなら褒美に望むものをなんでも与えるという国王には靡かず、しかし民のために命を懸けた王子に興味を示し離宮を訪れる。
手遅れになる一歩手前で救われたティグレスは、呪いの解呪方法を探るクレセントのクールに見えて天然なところに惹かれ、笑顔を見たいと執着を覚え始める。やがてクレセントもそれに絆されていく。
これは呪いに抗う王子と、それを救おうとする最後の魔女が強い絆を結んでゆく物語。
R18のお話には、末尾に『※』を付けております。
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