女装剤(ある女騎士の事情)(コンフィの章)
元ストローム男騎士団副団長――ドゥーク・ラディウス・バリヤージュ、48歳。
父に憧れ、いつか自分だけの騎士団を率い、聖騎士になることを夢見続けてきた男だった。
しかし、バジリスクとの戦いで右足を石化され、騎士としての未来を失う。
そんな息子を救うため、母ビゼットが飲ませたのは、どんな怪我も病気も治す代わりに「女の子になってしまう」という禁断の秘薬――女装剤。
目を覚ましたドゥークは、なんと16歳の少女になっていた!
慌てる本人とは対照的に、母は大喜び。 「ずっと娘が欲しかったの」 そう言って、新しい人生を歩ませようとする。
騎士として生きたいコンフィ。 娘として愛したい母ビゼット。
ぶつかり合いながらも少しずつ親子になっていく二人。
やがてコンフィは女騎士学部へ入学し、王妃に気に入られ、王子との婚約話に巻き込まれ、仲間たちとの出会いや妖精との契約を経て、新たな運命へと歩み始める。
男として生きた48年間。 そして、少女として始まる新しい人生。
騎士の誇りと、娘としての幸せ。
その狭間で揺れながら、コンフィは自分だけの答えを探していく。
笑って、泣いて、ときどき大騒ぎ。
これは、一人の元男騎士が「女騎士」として新たな未来を切り開いていく、笑いあり、感動ありの異世界ファンタジー。
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