婚約者候補の嘘を暴いていたら、嫉妬深い古代魔導書様に溺愛されてしまいました
「お前の婚約者候補、全員クズだぞ」
祖父の遺品蔵で古びた魔導書に触れた瞬間、目の前に銀髪の美青年が現れて、私を見下ろしてそう言った。
——名門フェルディア侯爵家の長女ルクレツィア、十九歳。次期当主候補。家督継承の条件として「年内に伴侶を選定せよ」と言い渡された矢先のことでした。
彼の名はグリモワール・ノクス。自称千二百歳、古代の大魔導士の魂を封じた魔導書。触れた者にだけ姿が見える美青年の幻影で、知識量は世界一。ただし——毒舌、皮肉屋、そして何故か、極度に嫉妬深い。
「あの王子は同じ口説き文句を十七人に使った男だ」 「あの宰相の左眉は、嘘をつく時に〇・三秒遅れる」 「あの公爵令息は、お前に近づくな」
訪れる婚約者候補たちの嘘を、彼は次から次へと暴いていく。けれどそれは、嫉妬ゆえか、それとも——祖父が遺した、この国を揺るがす秘密を守るためか。
「俺は、もうお前を誰にも渡したくない」
触れることのできない幻影と、教育されすぎた令嬢の——千二百年越しの、唯一無二のラブストーリー。
※前20話予定、毎日2話更新
※婚約者候補ざまぁ/嫉妬深い溺愛ヒーロー/頭脳戦/じれキュン/ハッピーエンド確定
祖父の遺品蔵で古びた魔導書に触れた瞬間、目の前に銀髪の美青年が現れて、私を見下ろしてそう言った。
——名門フェルディア侯爵家の長女ルクレツィア、十九歳。次期当主候補。家督継承の条件として「年内に伴侶を選定せよ」と言い渡された矢先のことでした。
彼の名はグリモワール・ノクス。自称千二百歳、古代の大魔導士の魂を封じた魔導書。触れた者にだけ姿が見える美青年の幻影で、知識量は世界一。ただし——毒舌、皮肉屋、そして何故か、極度に嫉妬深い。
「あの王子は同じ口説き文句を十七人に使った男だ」 「あの宰相の左眉は、嘘をつく時に〇・三秒遅れる」 「あの公爵令息は、お前に近づくな」
訪れる婚約者候補たちの嘘を、彼は次から次へと暴いていく。けれどそれは、嫉妬ゆえか、それとも——祖父が遺した、この国を揺るがす秘密を守るためか。
「俺は、もうお前を誰にも渡したくない」
触れることのできない幻影と、教育されすぎた令嬢の——千二百年越しの、唯一無二のラブストーリー。
※前20話予定、毎日2話更新
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