【完結】処刑台から消えた泥棒猫、夜の帝王に拾われて狂愛の檻に堕ちる 〜喉元の傷は、蜜の味〜
義姉に罪を着せられ、婚約者に「泥棒猫」と罵られ、処刑台の崖から突き落とされた伯爵令嬢リリス。喉を焼かれ声を失った彼女を拾ったのは、隣国の帝王・ソルだった。
「珍しいものを拾った」
泥まみれの手の甲に唇を落としたその男は、リリスを城に囲い、溺れるほどの執着で傍に置き続ける。声がないなら視線を武器にしろ、と。沈黙を刃に変えろ、と。
三年後、銀髪の「月の魔女」として故国に凱旋したリリスの前で――義姉は恐怖に膝を折り、元婚約者は後悔に精神を崩壊させる。
一言も発することなく、ただそこに立つだけで。
そしてリリスの喉元のチョーカーの下には、帝王の執着の証が、今日も刻まれている。
声を奪った者たちへの復讐。
傷ごと飲み込もうとする男の、狂おしいほどの溺愛。
その檻を、私は自分で選んだ。
「珍しいものを拾った」
泥まみれの手の甲に唇を落としたその男は、リリスを城に囲い、溺れるほどの執着で傍に置き続ける。声がないなら視線を武器にしろ、と。沈黙を刃に変えろ、と。
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そしてリリスの喉元のチョーカーの下には、帝王の執着の証が、今日も刻まれている。
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