【完結】下級妃・玲華は宮女殺しの謎を追う〜犯人は同じ宮の宮女。だが玲華はそれを知らない。なぜ別の女官が罪を認めたのか。殺された宮女の秘密とは
「私……知ってるのよ。春蘭の秘密」
その脅しひとつで、無実の女官は殺人を自白した。
「私が首を絞めました」
夜明け前。
下級妃・玲華のもとへ、宮女が殺されたとの報告が届く。
自ら犯人だと名乗ったのは、古参女官・翠玉。
被害者である宮女・春蘭を、妹のように気にかけていたはずだった。
翠玉は、春蘭を恨んでいたのだと語る。
しかも隣にいた宮女・明鈴まで、翠玉が春蘭の首を絞めているところを見たと証言していた。
玲華は、翠玉の告白をどうしても信じられなかった。
「彼女たちの話は、なにかがおかしい」
このままでは、翠玉が春蘭殺しの犯人にされてしまう。
なぜ翠玉は罪をかぶったのか。
かつて皇帝に召されたことのある春蘭は、どんな秘密を抱えていたのか。
そして玲華は、夜が明ける前に真相へたどり着けるのか。
ひとりの宮女の死に隠された真実を描く、中華後宮ミステリー。全29話。
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