マネキンと虎と
誰かと身体を重ねては、ワンナイトで終わる。鹿間 爽太(しかま そうた)はそういう男だ。
ホテルでの事後、タバコをふかしているとノックが響いた。そこにいたのは虎獣人──しかも美形だった。
追加でこいつも食ってしまおうかと思ったが、虎は逃げ出してしまう。
後日、本屋で偶然再会した。それどころか、仕事の後輩として教育しなければいけなくなった。
桜庭 龍希(さくらば りゅうき)。それがこいつの名前だった。まぁ、深く関わることは無いだろう。
あぁ、面倒だ。この世界の全てが面倒だ。何もない。俺には何もない。
俺は、こいつのせいで人生が変わるなんて──その時は思ってもみなかった。
ホテルでの事後、タバコをふかしているとノックが響いた。そこにいたのは虎獣人──しかも美形だった。
追加でこいつも食ってしまおうかと思ったが、虎は逃げ出してしまう。
後日、本屋で偶然再会した。それどころか、仕事の後輩として教育しなければいけなくなった。
桜庭 龍希(さくらば りゅうき)。それがこいつの名前だった。まぁ、深く関わることは無いだろう。
あぁ、面倒だ。この世界の全てが面倒だ。何もない。俺には何もない。
俺は、こいつのせいで人生が変わるなんて──その時は思ってもみなかった。
あなたにおすすめの小説
【完結】 同棲
どのくらい時間が経ったんだろう
明るい日差しの眩しさで目覚めた。大輝は
翔の部屋でかなり眠っていたようだ。
翔は大輝に言った。
「ねぇ、考えて欲しいことがあるんだ。」
「なんだい?」
「一緒に生活しない!」
二人は一緒に生活することが出来る
のか?
『同棲』、そんな二人の物語を
お楽しみ下さい。
終わるまで永遠
見世物小屋で育った美しい少年ラフィールは、ある日、皇帝レオンハルトへ献上された。
初めて与えられた温かな食事、安心して眠れる寝台、そして自分を大切に扱ってくれる人。
ラフィールは皇帝の寵愛を受ける中で、やがて彼を心から愛するようになる。
けれどラフィールは知っていた。
少年の姿は、永遠には続かない。
いつか自分は成長し、皇帝が愛した姿ではいられなくなる。
終わりを予感しながらも、ラフィールは与えられた幸福に身を委ねる。
冬の離宮。
凍った湖。
秘密の誓い。
揃いの指輪に刻んだ言葉は、「終わるまで永遠」。
それは、終わりが来ると知っていた少年が、それでも愛を手放さないために選んだ言葉だった。
やがて予感は現実となり、二人の関係は一度終わりを迎える。
だが、愛は消えなかった。
形を変えた愛の中で、ラフィールは皇帝の傍に残る道を選ぶ。
寵愛される少年ではなく、皇帝を支える一人の人間として。
これは、永遠ではない時間の中で、それでも永遠を願った二人の物語。
悲しい別れの先に、静かな救いが待つ物語です。
ログインすると感想の投稿ができます。