婚約破棄の慰謝料で劇団を買ったので、元婚約者の言い訳を喜劇にしました
七年尽くした王太子から「華がない」と婚約破棄された侯爵令嬢ジュリア。だが民を感動させてきた彼の名演説は、すべて彼女の代筆だった。
慰謝料を手にしたジュリアは、潰れかけの劇団を丸ごと買収した。そして元婚約者の浮気と言い訳をそっくり喜劇にして舞台へ上げた。鏡ばかり見る無能な王子を笑う芝居は王都で大評判となり、傷ついた女性たちの心を救いながら、ついには王太子の公金横領まで暴き出してしまう。
激怒した元婚約者は権力で上演を潰そうとするが、ジュリアの隣には、頼れる座長ルーカスと、命運を共にする劇団員たちがいた。誰かのための言葉しか書けなかった令嬢は、今度こそ自分の名で物語を紡ぎ、奪われた誇りも新しい恋も取り戻していく――。
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