どんな美女にもなれる令嬢ですが、王子様が「いつもの顔」を描きたがります
「……思っていたほど美しくないんだな」
どんな美女にも姿を変えられる令嬢エヴァは、魔法が解けて素顔を見せた途端、婚約者に捨てられてしまう。
家族にも責められ、自分の顔が嫌いになった彼女が見つけたのは、第三王子セドリックの肖像画モデル募集だった。
美しい顔なら、いくらでも用意できる。そう意気込んで訪ねたのに、王子が描きたがったのは、栗色の髪とそばかすのある「いつもの顔」で――!?
お菓子を食べ、笑い合い、少しずつ素顔で過ごせるようになるエヴァ。ところが、おしゃべり好きな王子の絵はなかなか完成せず、代わりに二人の距離ばかりが縮まって……。
誰かの理想を演じる恋は、もうおしまい。
これは、自分を好きになれなかった令嬢が、ありのままの姿で愛される、優しく甘い恋物語。
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