大好きだけど
二十歳の少刑上がりの元ヤクザ安田翔と、一回りも年上の理系女で仕事に生きると決めた神谷来夢との出会いを描いたラブコメディ。2018年小説すばる新人賞応募作の書下ろし。
前半の二話は、安田と来夢の生い立ちや、彼らを取り巻く登場人物の紹介で、第三話が二人が結ばれるまでをサスペンス要素満載で描いている。
ヤクザを足抜けした安田は、来夢の母である神谷裕子を頼り、そこで父の様な厳しく優しい昴と出会う。裕子の援助で、住み込みで、働かせてもらえ、安田は、周囲の人々の温かい目に見つめられ、更生への道を歩みだす。
第二話は、母裕子と義父昴とが同棲を始めた年の年末から、自分の会社を設立し、日本に逃げ帰るまでのお話。来夢は、昴を父親とは認めないつもりでいたが、一流企業の主任を辞しても、自分の好きな道を進むべきだと応援してくれたことで、彼を大好きになり、自分がやりたかった仕事をするために動き出す。だが、彼女が資金を持ち寄って設立した会社は、ハッカー仲間とのネットワーク事業。当然ハッキングもして、FBIから追われることになる。
来夢は、日本まで逃げて来たが、神谷邸は大所帯になっていて、イケメンの安田まで、居候していた。齢が一回りも違い、お姉さんとして接するつもりが、昴達の調査でハッキング協力したため、国家から狙われる事態に。拉致されるところを、安田に助けられ、彼の事が大好きになるが、やはり夢は諦められない。
悩んだ末、彼の子を宿して、アメリカで永住することを決めるのだったが……。
前半の二話は、安田と来夢の生い立ちや、彼らを取り巻く登場人物の紹介で、第三話が二人が結ばれるまでをサスペンス要素満載で描いている。
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