雨の日だけのお客様〜タオルを渡したその後で〜

19時から翌5時まで営業している、夜のカフェ。
BGMの壊れた雨の日、いつもは静かなそのお客様は、どこか落ち着かない様子だった。

カップの中を鳴るスプーン。
雨音を掻き消すようなミキサーの音。
静かな会話。
温めたミルク。
そして、熱の残る雨色の皿。

雨の日だけ、この店へ逃げ込んでくるお客様と、
その夜を静かに見守る店員のお話。
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