一番後ろの一等星〜自称・普通のドラマーは、天才バンドマン3人の激重な溺愛に気づかない〜
「あいつが四つ数えないと、俺らは一音も出ない。あいつのカウントが、俺らの心臓なんで」
小さな事務所の四人組バンド〈Cor Leonis〉。
そのドラムであり、全員の衣装まで縫っている園原糸音(27)は、自分のことをこう思っている。
ーー三人の天才の中にいる、一人の普通の人間。
彼女にしか襟を直させない、幼なじみの天才ボーカル・奏多。
飲み物の蓋を必ず開けてから渡してくる、太陽みたいなギタリスト・陽太。
毎朝の「おはよう」を二年半欠かさない、最年長の鍵盤・澄人。
三人の行動に、過保護だなあ、糸音とは思う。
けれど、それが三人そろっての激重な片想いだとは、夢にも思っていない。
二年の活動休止を経て、再始動から四か月。
アリーナのチケットは売れ残り、週刊誌には熱愛記事が載り、大手事務所からは破格の引き抜きが届く。
「私が抜けるのが、一番、筋が通ってるんじゃないですか」
そう揺れる彼女に、三人は初めて、隠してきたものを見せはじめる。
これは、自称・普通のドラマーが、
自分が誰かの「一等星」だったと気づくまでの物語。
※本編は共通ルート。別シリーズでルート分岐予定。
※逆ハーレム/じれじれ/ハッピーエンド
※R15は保険です
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