政略結婚の駒として隣国王家に嫁ぎましたが、夫は私の恋を応援してくれています。

ラウティオラ国王の妹である私ヴェンラは、兄の側近シュルヴェステル・カスキネン卿と熱愛中。
なのに、兄にむりやり隣国ペララ王家に嫁がされた。

相手のペララ国王は48才も年上のおじいちゃん! 

「嫌よぉーッ! 絶対に嫌ぁぁぁぁッ!!」

泣いても叫んでも、国王の決定は翻る事がなかった。
そして迎えた結婚式。

「はぁ。ちょっと疲れたよ。すまないが、先に休ませてもらおう」
「え?」

手も握らなければ、いやらしい目つきひとつしない──……!?
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