ぼくのくま
完璧な笑顔の仮面を被る公務員、野熊瑛一郎には秘密がある。それはクマのぬいぐるみ「マーク」を溺愛していることだった。ある日の朝、いつも通り起床した瑛一郎の横に全裸の男が寝ていた。彼は「俺は瑛一郎さんのマークだよ」と名乗るが、人間不信でぬいぐるみのマークが世界のすべてである瑛一郎は信じようとしない。愛嬌のあるマーク(人間)に世話を焼き、成り行きで彼との同居生活を始めるが……。◆第17回角川ルビー小説大賞・最終選考作品。本文は投稿時より若干の加筆修正を加えています。
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