龍人の最愛 ~一度だけの関係の予定、は、未定~
ニコラウス・ヒューゲルは、侯爵家の三男。
彼が生まれたのは、婚前交渉は体の相性をみるに当然のこととされる世界で、婚約前は、同時に複数の人間と関係を持つのさえ当たり前と受け取られている。
しかし、そんな世界に生きるには、彼は潔癖に過ぎた。
勉学をするのではない、婚約相手を見つけるために通うのだ、と言われるほど、恋愛に重点を置く学園内の乱れ切った風紀に耐え切れず気を失ったニコラウスは、前世、日本人として生きた記憶を取り戻す。
「え、男しかいない世界?しかも、俺、抱かれる側なんて、最高じゃん!」
前世、同性愛者であったニコラウスは、見た目男しかいない世界においての身籠る側、フィールドであることに加え、きりりと美麗な容姿を有していることに狂喜乱舞する。
これなら、シードと呼ばれる身籠らせる側も、見た目で一回は相手をしてくれる!と喜ぶも、安売りはいけないと、最初の相手は婚約者のいないなかでも最高のシードであるエックハルト・アルムガルト大公子息に照準を合わせる。
とはいえ、建国の始祖である龍人の血を引く彼が、決してフィールドは抱かず、シードだけを相手にすること、しかもそれを性欲処理と言い切っていることは有名で、フィールドであるニコラウスはどう接近するか悩むも、当のエックハルトから近づいてきて、ニコラウスの望みは叶うこととなる。
しかし、一度限りの遊び相手に対するには丁重な扱いの連続で、どこが性欲処理なのだと思うも、その最中に『モア』と呼ばれて、身代わりなのだと納得するのだが・・・。
彼が生まれたのは、婚前交渉は体の相性をみるに当然のこととされる世界で、婚約前は、同時に複数の人間と関係を持つのさえ当たり前と受け取られている。
しかし、そんな世界に生きるには、彼は潔癖に過ぎた。
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