ゲームの中の女王サマ、女子高生
完全フルダイブ型Perfect Virtual Program Game──略してPVP──は今や空前絶後のブーム…流行の最先端を突き進んでいた。
日々色々なゲームが現れては消えて──ゲームをやらない人でもPVPで使用するPVP専用同期フェイス“レチカ”を装着しての仮想世界(バーチャル)での授業や買い物は…多くの引きこもりの心を救った。
家に居て買い物も授業を受けれて、単位も付く。
…実際に店で“買い物”した品物は後日登録してある住所へと配達される。
最初の起動作業で住所や名前年齢性別…所属する学校や職場を登録、タウンマップで位置情報を追加登録、良く行く店や薬局、病院や美容院なんかを登録して置けば仮想世界での買い物──“仮想買い”が出来る。
…まあ、流石に手術や散髪だとかは無理だが──。
仮想世界で“こんなイメージ”で疑似体験──予行演習──して、後日予約した現実世界の店や病院でサービスを利用する、と。簡単な問診や診察の予約くらいなら取れる。それは美容院の予約くらいなら受けてくれる。
…そんな中、天音さくら(16)高校一年生もそんなPVPを使ったPVPMMO──『キャッスルメイキングオンライン』と言う“何でもアリ”なゲームにド嵌まりするのであった──。
「さあ、いっちょやったるかぁ~!」
これは──彼女のゲーム日記…かもしれない。
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