アルカナの実
――夢を見た、その先は――
海に囲まれた “継国” と呼ばれる小さな島には
長く生きることのできない人たちが暮らしている。
平均寿命はおよそ16歳。
この国で最年長とされる継国一族現当主ですら
28歳という若さで
既に寿命の危機に晒されていた。
子が生まれるごとに10年。
命を紡げば紡ぐほど
次世代を生きる子どもらの寿命がどんどん奪われていく。
だが
私たちは負の連鎖となる自分たちの “血筋” について
何一つ紐解くことが出来ていない。
唯一残された古い文献も
重要な部分は誰かの手によって
意図的に破られているようだった。
そんな中
海を隔てた向こう側にある巨大な大陸
——モルスール大陸——
から
2人の旅人がここ “継国の島” に降り立った。
1人は魔法を使い
もう1人は獣人という変わったコンビの2人組。
彼女らはお互いに気が合うようで
2人で長く旅をしている。
そんな彼女たちが持ち込んだ、
幻とされる “ある実” の存在——。
それはとある科学者4人組が
宇宙を夢見たことで生まれた禁断の果実。
一時的に魂と身体を分離させることが出来るというその実を
手にすることが出来れば、
もしかすると長年続いた “継国の血の呪い” にも
終止符を打てるかもしれない。
継国一族当主の娘 蛇柿は
最も信頼する赤眼の男 鈴瑪を連れて
2人のコンパニオンとともに旅に出る。
幻の果実を探しに。
そして自らの “血” を終わらせるために。
およそ900年間続いた継国の鎖国的な風潮の中
ついに新しい風が吹き始める——。
続きは本編にてお楽しみください♡
海に囲まれた “継国” と呼ばれる小さな島には
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だが
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