あなたを守りたい……いまさらそれを言う?
唯一の居場所は学校。
毎日、屋敷から学校まで歩いて通う侯爵令嬢を陰で笑う生徒達。
それでも、冷たい空気の中で過ごす屋敷にいるよりはまだマシだった。
ファナに優しくしてくれる教師のゼバウト先生。
嫌がらせをされてあまりにも制服が汚れるので、毎回洗って着替えを用意しておいてくれる保健室のエリーナ先生。
昼休みと放課後は、図書室で過ごすことが多いので、いつも何かと気にかけてくれる司書のマッカートニーさんと、図書委員の優しい先輩達。
妹のリリアンは、本人に悪気は無いのだけど、嫌なことや自分が怒られそうになると全て姉のファナに押し付ける。
嫌なことがあればメソメソと泣き姉に頼ってばかりだった。
いつも明るく甘えん坊のリリアンは顔もとても可愛らしく屋敷の中心で、使用人たちも父親も甘やかして育てられた。
一方、ファナはいずれ婿を取り侯爵家を継がなければならないため、父親に厳しく躾をされていた。
明るくて元気だったはずのファナの笑顔は、大きくなるにつれ失ってしまっていた。
使用人達もぞんざいな態度を隠そうともしない。ファナはもう諦めていた。
そんななか唯一、婚約者のジェームズだけはファナのことを優先してくれる優しい男の子だった。
そう思っていたのに………
✴︎題名少し変更しました。
「金が減らされても」っていう所ですが、あんたみたいな横暴で暴力的な父親なら、ファナに当てられる経費が減らされたり無くなっても不思議には思わなかったんじゃない?それだけこのクソ親父はファナを蔑ろにしてきたのよね。
「アレ」呼ばわりだし。こっちからしてみたら未成年に仕事丸投げするお前のほうが「アレ」だけどね。
他の人にやらせた宿題って……。全部ファナがやった宿題ですよね?
筆跡がファナなんだからバレるに決まってるじゃん。
ずっと黙っていたのもファナが無事に卒業する為と、世の中舐め腐ってるリリアンに現実の厳しさを教える為でしょうっていうか、罰したかったのかな?
これから毎日あり得ない量の宿題をやるとなると、遊ぶ暇なんかあるはずもない。きっと勉強の遣り方も知らないから時間がかかる。そうなると徹夜は必須。ご自慢の美貌(すっぴんのファナより劣る)もボロボロ。意地悪もする余裕もない。そして1週間もしないうちに学園クビの未来が見える。
いつも楽しく読ませてもらっています
「あなたを守りたい」って元婚約者が言うのかなぁ?
物語の初期で当時婚約者はファナを気遣っていた描写があった気がするけど今は空気だし、婿入り先が怪しくなっての言葉なら地獄に落ちろと思う
32話に斜め上過ぎる父ちゃんの出番が無いとは....
いくらでも逃げる機会はあったのに、ウジウジウジウジ。鬱陶しいな。
本当に母を助ける気なら、自分の言うこと信じない父なんかより、外部の人間使うだろ。ツテはじゅうぶんあるのに。
ウジウジしてるだけで、動かなかったのに今更呆然としとる場合か。
いつまでこのウジウジ展開なのか…
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