太陽の塔

僕とメイが出会う。
二人の男女が将来を誓い合う。
そのことにいかほどの意味があるだろう?

世界が一つ滅ぶ。
神様の言い合いで。
一つの宇宙が失われる。
そのことにいかほどの意味があるだろう?

僕は、ファーストフード店のカウンター席にどっかと腰を据え、スマホをいじる。片手でポテトをつまみ、頬張る。

そのようにして、世界は創造され、また破壊される。
まるでそれが、特別なもののように。
まるでそれこそ、真理であるというふうに、自信ありげな表情で我々の顔を覗き込む、絶対者、実行者。

そのものは太陽の塔を司り、我々の眼前に真如を顕現する。

それがソラ、虚空、
圧倒的可能性と不可能性の出会う奇跡の場所。我々の故郷である。

見ての通り、物語は既に失われた。

それは失われた時と、失われた物語(しそう)を取り戻すものである。

実行者である僕とメイは、セツナは、そのために太陽の塔を操り、そこにコトダマを編み、新世界を表すのだった。
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