高慢王女は、平民になぜか恋をする。
王立エストリア魔法学園に入学した、王国第一王女クリスティーナ・アルファ・ドントル。
金髪碧眼の美しい王女は、優秀な成績と高い誇りを持ち、「平民と親しくなる必要はありません」と言い放つほどの完璧主義者だった。
そんな彼女の前に現れたのは、誰にでも分け隔てなく接し、学園中から慕われる平民の少年・ノワール。
茶髪茶目の彼は、王女であるクリスティーナにも臆することなく自然に接し、その態度は彼女の神経を逆なでするばかりだった。
「平民を好きになるなんて、ありえません。」
そう思っていたはずなのに――。
ある日の魔法実技で起きた事故により、二人は思いがけず唇を重ねてしまう。
それはほんの一瞬の事故。
忘れればいい、ただそれだけのはずだった。
けれど、それ以来、ノワールの姿を見つけるたびに胸が高鳴り、他の女子と笑い合う姿に胸が痛む。
これは恋ではない。
そう何度も自分に言い聞かせるクリスティーナだったが、初めて知る感情に、少しずつ誇り高き王女の心は揺らぎ始める。
プライドだけは誰にも負けない王女と、誰からも愛される平民。
身分も性格も正反対な二人が織りなす、じれったくて甘い学園恋愛ファンタジー。
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