王子様、文通の相手はお嬢様ではなく私です。 ~わがまま姫様に病弱王子の手紙の相手を任された騎士の話~
「ねぇ、この手紙の返事さぁ……アンタ書いといてよ」
私の主であるアメリー様の婚約者、第四王子のフレン様は病弱ですでに余命宣告を受けた身だ。
そんなフレン様よりある日、一通の手紙が届く。
アメリー様は「どうせもうすぐ死ぬ相手と文通する気はない」と私に手紙を投げ捨て、「適当に返事を書いておいて」と命令する。命令に背くわけにもいかず、私はアメリー様のフリをしてフレン様に返事を書く。
どうせすぐに手紙のやりとりは終わるだろう……と思っていたら、王子様は私の手紙をえらく気に入ってしまい……。
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