冷血公は目の前で婚約破棄された私なんぞをご所望です
初恋相手であるロイドとの婚約が成立して喜ぶリリーナだったが、夜会の席で婚約破棄を言い渡されてしまう。
呆然とするリリーナの元へ、今度は銀髪の青年貴族フランシスが婚約を申し込んでくる。 彼は国王秘書官のひとりにして、氷の精霊と契約した〈冷血公〉と渾名される人物だった。
同じ日に婚約破棄と婚約の申込の両方を受けたリリーナは、自分の意思を蔑ろにされていると憤る。
傷心のまま帰宅すると今度は寝込みを謎の密偵に襲われ、ギリギリのところでフランシスに救われる。彼には国内に侵入した隣国の密偵を見つけるという狙いがあるらしく、初対面のはずのフランシスの優しさと誠実さに触れたリリーナは、彼となら正しい政略結婚ができるはずと政略的な婚約を受け入れる。
対立派閥に属するふたりの婚約を認めてもらうため、大公が主催する仮面舞踏会に参加したリリーナたちは密偵が近くに潜んでいることを知る。
初恋相手との婚約を滅茶苦茶にされたうえに命まで狙われているリリーナは、フランシスと共に密偵を捕まえることにするのだが――。
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