やっぱり義姉には敵わない!/天才少年パティシエのオレ、母が再婚するんで渡航して義妹に会ったら義姉だし内戦が起きてるんだが?
パリで人気の天才少年パティシエ・京旗(けいき)は、実は師匠にはこのままでは駄目だと言われている。そこへ、チョコレートの祭典サロン・ド・ショコラの大会で、身に覚えのない反則判定で失格。失意の京旗は、とつぜん再婚するといいだした母親のいいつけで、西アフリカのワール共和国へ、義理の家族となる少女に会いに行く。
あゆという名のその少女は妙なキャラで、合いそうもない。ただ、京旗へのイヤガラセと思われたことも京旗のためだったし、妙な少女になったのにも理由が――過去の辛い出来事があった。
ワール共和国の紛争が激化して、日本人学校が廃校になると、あゆは行き場がなくなってしまう、と知った京旗は立ちあがる。あゆのために、廃校を回避させたい。かくて少年パティシエは、アメリカの総合フード会社までからむ各陣営の思惑うずまくカカオの原産国で、人の心を繋ぐ美味しいメニューだけを武器に、平和への道を奔走する。大使公邸料理人や、元宗主国フランスの大統領アフリカ担当顧問らとともに。
(この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません)
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