無題①



これは僕の幼い頃のお話。

僕個人が心の整理をする為に、
僕の今までの成長過程を、
文字にしておこうと思った。

物心ついた頃には、父の姿はなく、
僕の家族といえば、母、母方の祖父母。

母は僕が3歳の時に離婚しており、
父がいない分、僕の生活費を母が稼がなければならなかった。

祖父もまだ働ける年齢だった為、基本的に日中はいない。

つまり、日中は幼い僕と祖母(以下みよちゃん)の2人でいることが多かった。

みよちゃんは優しい人だったが、礼儀正しく、物事において白黒はっきりしたい性格の人だった。

みよちゃんはお出かけが大好きで、
一緒に喫茶店でお茶を飲んだり、一緒に散歩したり、色々な所に連れて行ってくれた。

そんな僕が幼稚園に入った。

生まれつき発達障害の疑いのある僕は、人と話す事が苦手だった。

兄弟もいないものだから、幼稚園の友達と遊んでいても、自分の感情を友達にどう伝えれば良いか分からず、すぐに泣いてしまう事が多かった。

同い年の子達からしたら、普通に遊んでいただけなのに、僕が泣いていて、
その状態に気が付いた保育士さんが、
その子達を怒るものだから、当時の友達は僕の事が好きでは無かったと思う。

そんな幼い僕の日々が続き、3年後。
無事に幼稚園を卒業した。


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