ただいま
異世界に転移した青年は、神から与えられた力も、選ばれし者の証も持たなかった。あったのは、帰りたいという一心と、死に物狂いの努力だけ。気づけば勇者と呼ばれ、気づけば戦いが終わっていた。
凱旋パレードを背に、青年はひとり山道を登る。五年前、言葉も通じない自分を拾ってくれた、あの山小屋へ。
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