偽聖女ですが、ご不満ですか?〜婚約破棄され、追放された元最強のラスボス魔女は自由を満喫する
「君が偽物の聖女であることはバレてるんだぞ」
ある日、アーツブルグ皇国の聖女アリシアは婚約者であるこの国の皇太子にパーティーの席で偽聖女だと糾弾され、婚約の解消と国外追放を言い渡された。
しかし、アリシアはそれに納得がいかない。
何故なら、皇太子も宰相も彼女が千年生きた強大な力を持つ元魔王だということを知った上で聖女のフリをして欲しいと頼んでいたからだ。
どうやら皇王にすべてがバレてしまって、彼女を悪者に仕立て上げようとしてるみたいである。
「出ていくことは了承しましたが、責任は取って下さいね」
アリシアは考える。本物の聖女が弱すぎるから、自分に聖女のフリをして欲しいと頼んだのではなかったのかと。
故国の滅びを予感しながらもアリシアは数百年ぶりにかつて征服しようと思った世界へと踏み出した。
これはかつてラスボス魔女として恐れられた偽聖女が、自由気ままに旅をする物語。
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