丸刈り、私の青春。
春、県内でも強豪とされる西条第二高校女子バスケットボール部に入部した1年生・上田紗季。
厳しい顧問・杉原コーチのもとで始まった新生活は、ある“異常な指導”から大きく揺れ動く。
練習中の些細なミスを理由に、1年生全員に課された「連帯責任としての丸刈り」。
胸まで伸ばした髪を泣く泣くバリカンで剃り落とし、坊主頭で登校する紗季と仲間たち。
周囲の視線、嘲笑、SNSでの炎上、保護者からの批判――彼女たちは厳しい逆風の中で、自分たちの覚悟を問われていく。
だが、失った髪の代わりに手に入れたのは、本物の絆、信頼、そして“強さ”。
坊主頭のまま県大会に挑んだ少女たちは、やがて試合を通じて周囲の偏見を打ち破り、校内外から大きな注目を集める存在へと成長していく。
髪が伸びても、坊主の記憶は消えない。
それは恥ではなく、誇りであり、青春そのものだった――。
髪を失い、心を得た女子高生たちの、痛烈で熱く、まっすぐな青春譚。
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