水曜日のライトフレンズ

第9回ライト文芸大賞 参加中! 現在の順位:36位 / 1,730件
アンサンブル部に所属する高円寺有紗は、水曜日の朝、決まって屋上でクラスメートの京本和也と出会う。

和也は水曜日だけ、ひとことも声を発することなく、黙々と読書に没頭していた。

その理由が気になって仕方なかった有紗は、ある日、和也が水曜日に「深層の令嬢」と蜜月の時間を過ごしているという噂を耳にする。意を決し、放課後に彼の後をつけることにした。

そこで目にしたのは、白杖を手にしたひとりの少女だった。和也はその少女の手を取り、優し気な表情で寄り添っていた。

少女が和也を縛りつけているのではないかと感じた有紗は、同級生の男子と手を組み、少女の家へと乗り込んでいく。

和也の背にのしかかる十字架の重さを、何ひとつ知らないままに。

これは、まだ輪郭のないふたりが綴る、罪と友情と希望の物語――。
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