水曜日のライトフレンズ
アンサンブル部に所属する高円寺有紗は、水曜日の朝、決まって屋上でクラスメートの京本和也と出会う。
和也は水曜日だけ、ひとことも声を発することなく、黙々と読書に没頭していた。
その理由が気になって仕方なかった有紗は、ある日、和也が水曜日に「深層の令嬢」と蜜月の時間を過ごしているという噂を耳にする。意を決し、放課後に彼の後をつけることにした。
そこで目にしたのは、白杖を手にしたひとりの少女だった。和也はその少女の手を取り、優し気な表情で寄り添っていた。
少女が和也を縛りつけているのではないかと感じた有紗は、同級生の男子と手を組み、少女の家へと乗り込んでいく。
和也の背にのしかかる十字架の重さを、何ひとつ知らないままに。
これは、まだ輪郭のないふたりが綴る、罪と友情と希望の物語――。
和也は水曜日だけ、ひとことも声を発することなく、黙々と読書に没頭していた。
その理由が気になって仕方なかった有紗は、ある日、和也が水曜日に「深層の令嬢」と蜜月の時間を過ごしているという噂を耳にする。意を決し、放課後に彼の後をつけることにした。
そこで目にしたのは、白杖を手にしたひとりの少女だった。和也はその少女の手を取り、優し気な表情で寄り添っていた。
少女が和也を縛りつけているのではないかと感じた有紗は、同級生の男子と手を組み、少女の家へと乗り込んでいく。
和也の背にのしかかる十字架の重さを、何ひとつ知らないままに。
これは、まだ輪郭のないふたりが綴る、罪と友情と希望の物語――。
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プロローグ、そして1話目の有紗と葉山くんの軽妙なやり取りでグッと引き込まれて、最後まで拝読いたしました。
音という媒体は小説だと表現が難しいと思うのですが、特別支援学校の舞台の場面は臨場感たっぷりで楽しく読ませていただきました。読みやすく、それでいて丁寧な描写で物語に優しく引き込まれていくようでした。
交わることのなかった4人が邂逅する場面から特に物語が大きく動いて、穏やかながらどこか沈みがちだった物語の空気が一変するのを感じました。楽しそうに過ごす彼らの姿を見るのがとても心地よかったです。
そのあと、ぐっと物語は緊張感を帯びます。有紗と葉山くんの助けを借りて、二人がもう一度向き合うことができた場面はホッとしました。千里が残してくれたメッセージとともに、3人に明るい未来が訪れることを祈っております。
素敵な物語をありがとうございました。
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まだ読み途中ですが、「水曜日は風曜日」の章、すごくいい。
頬に風を感じるのは、気持ちが駆け出しているから。音楽で高揚したとき、本当にそう感じるのを、言葉で的確に表現してて、うわぁとなる。有紗ちゃん、複雑な気持ちを抱えながらも、前に進んでいってほしいです。
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