病院の僧侶(プリースト) と家賃という悪夢にしばられた医者

 僧侶サーキスは生き別れた師匠を探す旅の途中、足の裏に謎の奇病が出現。歩行も困難になり、旅を中断する。
 そして、とある病院で不思議な医者、パディ・ライスという男と出会う。
 中世時代のヨーロッパという時代背景でもありながら、その医者は数百年は先の医療知識と技術を持っていた。
 医療に感銘を受けた僧侶サーキスはその病院で働いていくことを決心する。

 訪れる患者もさまざま。
 まぶたが伸びきって目が開かない魔女。
 痔で何ものにもまたがることもできなくなったドラゴン乗りの戦士。
 声帯ポリープで声が出せなくなった賢者。
 脳腫瘍で記憶をなくした勇者。

 果たしてそのような患者達を救うことができるのか。
 間接的に世界の命運は僧侶のサーキスと医者パディの腕にかかっていた。

 天才的な技術を持ちながら、今日も病院はガラガラ。閑古鳥が鳴くライス総合外科病院。
 果たしてパディ・ライスは毎月の家賃を支払うことができるのか。

 僧侶のサーキスが求める幸せとは。

 小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
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