ある地の暁の物語

エルテス大陸の北東では現在、トゥライデン王国とリヴィーサ王国による戦争が続いていた。

それは、野心、怒り、恐れ、無知、思想に対する頑迷さ……他にも様々な因子が引き起こす苦痛や悲しみの惨状だった。

エルドとエリノの母親リーザは特異な能力を持っており、その力を戦争を終わらせるため使うべきと思い、自国であるトゥライデン軍に入り戦場に立った。

しかし、特異な能力を持つリーザはその能力の強力さなどもあって前線に立つ機会も増え、数年後、ついに家族を残して命を落としてしまう。

母親を亡くし、悲しみに暮れるエルドとエリノ。

しかし、じっとしてはいられない。病弱な父親に無理をさせるわけにはいかない。それに、多くの悲しみを生む戦争は今も続いている。

どうすべきかと考えた末に軍学校に入ることを決めた二人だが、最初に受けた特殊で高難易度な入学試験の途中、二人に思わぬことが起きてしまい……。

人はなぜ争うのか。どうすれば争いは無くなるのか。自分達は何をすべきなのか。

様々な問いを自らに投げかけながら、エルドとエリノ、そして仲間達は光明を求め歩んでいく。
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