【婚約破棄】悪役令嬢だと断罪されましたが、殿下、わたくしはあなたの恋を応援していたのですが?
王立学院の卒業祝賀会。
第二王子レオナルドから突然、婚約破棄を宣言された公爵令嬢エレノアは――なぜか苺のタルトを食べていた。
「ようやくですのね」
しかも、ほっとしたようなその反応。
レオナルドによれば、エレノアは半年ものあいだ男爵令嬢セシリアに嫌がらせを繰り返していたという。
「二度と殿下に近づかないでくださいませ」と脅した。
赤ワインをドレスに浴びせた。
殿下への恋文を奪った。
ところがエレノアは、そのすべてをあっさり認めてしまう。
だって彼女は――レオナルドとセシリアの恋を、心から応援していたのだから。
「押して駄目なら引いてみろ、と本に書いてございました」
「何の本だ!」
悪役令嬢として断罪された天然公爵令嬢と、そんな婚約者に振り回される王子。
半年間積み重なった勘違いの果てに明らかになったのは、とんでもなく単純なすれ違いで――?
婚約破棄から始まる、天然令嬢の勘違いラブコメディ。
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だって彼女は――レオナルドとセシリアの恋を、心から応援していたのだから。
「押して駄目なら引いてみろ、と本に書いてございました」
「何の本だ!」
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