探検家 カムチャツカ・クレソイの憂鬱
壮年の探検家、カムチャツカ・クレソイが、無限迷宮のように広大な洞窟を探検中、1.5人分のスペースの僅かな空洞に行き止まり途方に暮れていると、人間、それも若い女の子が同じ空洞に迷い込み滑り落ちてきた。僅かなスペースでピッタリと身体を密着させる2人。残り少ない水、食糧、体力の中、2人で洞窟の脱出を試みながらも、異常で極限の密封空間で次第に互いの身体を意識し始め、いずれ、、、。
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