幽霊部員は本物の幽霊でした。~オカルト部の日常と非日常~
「ねえ、私の体温、覚えててくれる?」
静寂を求めて入部したオカルト部。そこにいたのは、三年前から「部員」として席を置いている、天真爛漫な幽霊の少女・瑞希だった。
霊感があるせいで面倒ばかりに巻き込まれてきた八雲零士は、彼女を無視するつもりが、うっかりその手に「触れて」しまう。幽霊に体温を分け与えてしまうという、奇妙な体質のせいで。
放課後のクレープ、屋上の夕日、二人だけの文化祭。瑞希の「未練」を叶えるささやかな日常は、やがて学園が隠し続けてきた凄惨な儀式の記憶へと繋がっていく。
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