『門番だと思ったら、領主でした』番外編 規則のはなし
国境の城塞町ガーデルで、領主ランドルを支える側近ロイス。
淡々として無口な彼が、なぜあの昼行灯についていくと決めたのか。
これは、二人がまだ軍にいた頃の話。
貴族の家に生まれ、規則を守ることこそ正しいと信じて育ったロイス。
配属先で上官として現れたのは、軍服を着崩し、日の当たる場所に座っている平民出身の男だった。
家柄は一度も聞かれない。仕事は人に振る。
それなのに、子どもの頃から誰にも気づかれなかった好き嫌いだけは、出会って十日と経たずに見抜かれた。
やがて隣国の兵が国境を越え、砦での防衛戦が始まる。
命令に背いて兵を動かしたその男を、ロイスは「規則を守らない人間」だと判断した。
――提出された報告書を読むまでは。
規則を守って生きてきたロイスが、一人の上官についていくと決めるまでのお話です。
※本編以前の軍人時代を描く番外編です。恋愛描写・Rシーンはなく、エレノアも登場しません。単体でもお読みいただけます。
※『3 俺の奥さん』と併せてお読みいただくと、あちらで少々グダグダしていたランドルの名誉が、少しだけ回復するかもしれません。
ーーー
登場人物
◆ロイス(軍人・二十一歳)
貴族の家の次男。規律と礼儀を重んじ、両親から「もう少し楽に生きてもいいのでは」と心配されるほどの生真面目な優等生。朝は少し苦手だが、寝坊するのが嫌なので決まった時刻に起きる。ナスが苦手。ただし、出されたものは残さない。
◆ランドル(軍人・二十四歳)
ロイスの上官。平民の出で、異例の昇進を遂げた男。軍服は着崩し、暇があれば日の当たるところに座っている。仕事はよく人に振るが、任せた結果はすべて把握している。のちの、ガーデルの昼行灯領主。
淡々として無口な彼が、なぜあの昼行灯についていくと決めたのか。
これは、二人がまだ軍にいた頃の話。
貴族の家に生まれ、規則を守ることこそ正しいと信じて育ったロイス。
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家柄は一度も聞かれない。仕事は人に振る。
それなのに、子どもの頃から誰にも気づかれなかった好き嫌いだけは、出会って十日と経たずに見抜かれた。
やがて隣国の兵が国境を越え、砦での防衛戦が始まる。
命令に背いて兵を動かしたその男を、ロイスは「規則を守らない人間」だと判断した。
――提出された報告書を読むまでは。
規則を守って生きてきたロイスが、一人の上官についていくと決めるまでのお話です。
※本編以前の軍人時代を描く番外編です。恋愛描写・Rシーンはなく、エレノアも登場しません。単体でもお読みいただけます。
※『3 俺の奥さん』と併せてお読みいただくと、あちらで少々グダグダしていたランドルの名誉が、少しだけ回復するかもしれません。
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登場人物
◆ロイス(軍人・二十一歳)
貴族の家の次男。規律と礼儀を重んじ、両親から「もう少し楽に生きてもいいのでは」と心配されるほどの生真面目な優等生。朝は少し苦手だが、寝坊するのが嫌なので決まった時刻に起きる。ナスが苦手。ただし、出されたものは残さない。
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