蚊帳 | 三題噺Vol.11

久しぶりに訪れた祖母の家。
畳に敷いた布団、蚊帳の中で思い出す子供の頃の夜。
懐かしいはずの時間の中で、ふとした拍子に出会ったのは、知らなかった家族の横顔だった。

眠れぬ夜に漂う線香の匂いが、過ぎ去った時を呼び覚ます。
静かな情景に、世代を超えて受け継がれる「記憶」と「秘密」がにじむ短編。
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