再会した王子は、私を殺そうとした〜忘れられた約束と、十年越しの運命〜

平民として育った少女レイは、ある日突然――
自分が隣国アリセナの王女であると知らされる。

育ての母と引き裂かれ、居場所を失ったレイ。
そんな彼女のそばにいたのは、幼い頃から変わらず支えてくれた少年レオだった。

すべてを失いかけた夜、
レオはレイに「一緒に逃げよう」と手を差し伸べる。

――けれどレイは、その手を取らなかった。

母を救うため、自ら王城へ向かうことを選んだのだ。

冷たい王族、孤独な日々。
その中でレイは、ひとりの青年と再会する。

幼い頃、「王になって迎えに行く」と約束してくれた少年――セラ。

十年越しの再会に心を揺らすレイ。
しかし彼は、“王女エヴリ”を暗殺するために剣を向けてきた。

忘れられた約束。
思い出せない記憶。

そして、交わらない想い。

やがてその名を呼んだとき――
止まっていた運命が、残酷に動き出す。
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