お花畑王子小説一覧

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リアル国唯一の王子であるリアムは、最終学年であるというのに周りに花のように可愛らしい女生徒を侍らせているばかりで成績は振るわず、ギリギリで卒業の内定をもらえたような状態で、秘かに“お花畑王子”と呼ばれていた。 その婚約者の公爵令嬢であるファスティーネは自他共に厳しいことで有名で、下位の令嬢を追い詰めて泣かせたりして、裏では“悪役令嬢”と呼ばれていた。 しかし…?
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文字数 5,237 最終更新日 2024.04.11 登録日 2024.04.11
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恋愛 完結 長編
「ミレイア、お前との婚約を破棄させてもらう!」  王国の由緒ある学園の卒業パーティーで、突き付けられた婚約破棄。  婚約者である王子の隣には、『渡り人』であるマリナの姿があった。  王家からの強引な婚約であったにも関わらず、婚約破棄を宣言されたミレイアの心は冷めている。  心にあるのは「貴様如きが」という感情。  けれども、王子との婚約を無かったことにしたかったミレイアにとっては、渡りに船。  婚約の白紙を受け入れ、かねてから計画していた通りに、領民とジュピタル公爵家に所属している者を連れて、隣国である皇国に移住した。  そこには、ミレイアの事を可愛がってくれる皇族、そして一心に愛してくれる婚約者になった皇太子がいる。  稀代の魔導士、聖女の生まれ変わりとも言われるミレイアは、自分の非常識さを棚の上にあげて、自分の周りには非常識な人しかいないのだろうかと悩みつつ、マイペースに暮らしていく。  一方、ミレイアを、その実家であるジュピタル公爵家を失った王国は、『渡り人』のマリナを担ぎ上げるもうまくいかず、国民は不満の感情をあらわにしていく。  焦った国王が、ジュピタル公爵一族を取り戻そうと、皇国にミレイアの元婚約者のマロンと、その婚約者になったマリナを使者として送り込んだが、ミレイア達が頷くわけもなく、さっさと帰れとぞんざいに扱う。  しかしながら、ミレイアの新しい婚約者であるワーグナーに一目惚れしたマリナが、「あたしと結婚してください。聖女であるあたしと結婚したほうがいいですよ」と言い始めた。
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文字数 97,657 最終更新日 2021.10.14 登録日 2021.09.01
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