チート(自称)小説一覧

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この地球から少し離れたところに「ラビツ星」という、地球人と同じような生活をしている住人たちがいた。  ただ、地球人と違うことといえば、「ウサギ×人×魔法使い」な住人しかいないことだ。 「ああああああああああああああああっ!」  住宅街の一つの家の中から〈ザ・絶望〉な悲鳴が聞こえてきた。 「どうしよう、どうしよう!また、校庭を十周走らなきゃいけなくなる・・・。」  ベッドの上で震えながらウサギの耳を押さえる少女「ラビ」は体が固まって動けなくなっていた。 「休もう!休むしかn」 「おい、ラビ!いつまで寝てるんだよ!」  部屋に入ってきたのは双子の弟、「ラビト」だった。姉のラビに似ず、しっかりもの。 「先生が家の玄関にいるぞ!」 「へっ?」(思考停止)  先生が玄関にいる=休めない。 「な、なんでなんでなんで!?なんで先生が私の家知ってんの!?」 「僕が教えたに決まってんじゃん。」  ラビはさらに絶望した。もう先生から逃れられないと。 「私・・・明日遠くの田舎に引っ越す。」  ラビがつぶやいた。だが。 「僕のお金、あげないよ?」  その願望は儚く散る。ラビはさらに絶望。 この後、校庭を百周走ったが、それはまた別のお話。
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文字数 487 最終更新日 2022.02.11 登録日 2022.02.11
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