自爆した婚約者小説一覧
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「神父さま、懺悔をさせていただきたいのです」
「どうぞ」
私は紗幕ごしに頭をさげ、話を促した。
相手の姿はうっすらと見える程度で、顔はわからない。しかし穏やかな話し声は、育ちの良い、貴族のご令嬢を想像させた。
「わたくし、婚約を破棄されてしまいましたの」
文字数 4,865
最終更新日 2022.04.10
登録日 2022.04.09
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