追放モノではない小説一覧
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四人は仲のいい幼馴染。ずっと夢だった冒険者パーティを作ることに成功。しかし、やりたいことがみんなバラバラなため、パーティとしては崩壊状態。それでもギルドランク上位に入っているのは介護人がいるからである。
パーティはメンバーを決めてギルドに提出することで正式なパーティーとして成り立つ。そしてパーティーメンバーが抜ける際も書類が必要だ。
リーダーに介護人は怒られていた。
「お前さ、マジで回復とか支援とかしてくれなきゃさ。なんのためにパーティに入れてると思ってんの?」
「マジそれな。はーつっかえ」
こいつら。自分達にあまりに無謀なクエスト受けて、おまけに装備裸縛りまでつけておいて、おれの支援がなかったら、確実に死んでたんだぞ。
「マジ次からちゃんとやってくんね?」
「もういい!」
机を両手で叩き、立ち上がる。
「お前らには付き合いきれん。おれはこのパーティをやめる」
「こっちこそ、追放だ追放!」
文字数 4,477
最終更新日 2023.09.01
登録日 2023.08.30
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