喪失と愛 小説一覧

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終わりゆく星の箱庭

終わりゆく星の箱庭
額にアザのある少女が走っていた。 その横には彼女の手を引き、庇うように走る義手の男がいる。 すぐ背後に迫る、四肢を兵装義肢に換装した軍人らしき追手の影。 男はただ少女を庇いながら、その身を盾にすることしかできなかった。 孤独な二人は出会い、ただ普通の幸せを得られると思っていた。 だが、その出会いは世界を終わりに導く、星を巡る宿命の始まりだった── ◆◆◆ 魔法と科学が溶け合う世界。 かつて大陸を分断した国々は、薄氷の和平の上で成り立っていた。 伝承研究を専門とする、片腕が義手の考古学者アスト。 彼は亡き父の研究を継ぎ、遺跡を巡る旅に明け暮れていた。 そんな中、彼は旅の途中に孤児院で暮らす少女ミアと出会う。 まるで運命かのように、家族として共に旅することを選んだ二人。 だが、互いの孤独を癒すその儚い幸せも、ミアの額に現れた“紋章”によって崩れ去る。 それは、古代の伝承に語られる、衰弱する星を救う“救済者”の紋章だった。 そして、この紋章が世界に露見した時、二人の過酷な逃避行が幕を開ける。 ミアを「もの」のように追い立てる国々から、彼女の未来を守ろうと誓ったアスト。 彼は、父が追い求めた“伝承の真実”こそが、ミアを救う唯一の道だと信じていた。 これは、世界の底に眠る最悪の真実を暴く男と、宿命に選ばれた少女が共に歩む、静かで壮大な喪失と愛の物語。
ファンタジー 連載中 長編
感想数 0 文字数 90,097 最終更新日 2026.06.27 登録日 2026.06.04
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