気がつけば、断罪フラグまっしぐらな「悪役令嬢」に転生していた私。
けれど高慢ちきな悪役令嬢らしい振る舞いよりも――
どうしても、取り巻き令嬢たちのことを放っておけなくて。
お菓子作りの練習に付き合ったり、剣術の稽古を見守ったり、舞踏会の準備を一緒にしたり。
「面倒見のいいお姉様」と呼ばれる日々は、慌ただしいけれどとても賑やかで……。
これは、破滅の未来を抱えながらも、学園で仲間と共に紡ぐ少女たちの群像劇。
恋でも友情でもない、でも確かに心が繋がる――そんな物語。
文字数 61,132
最終更新日 2025.11.13
登録日 2025.10.01