虚構少女小説一覧

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ー目を閉じれば、  瞼の底には桜色が広がった。 昭和のとある町に、 甘い物が好きで、野花が好きで、野良猫や犬には自分のご飯を分け与えるほど優しくて、皆に馬鹿にされる女の子がいた。 13軒目のお店をクビにされた彼女は、ひょんな事から、あるお子供の、世話係を押し付けられることになった。 これは、温かで、優しくて、でも辛くて、桜色の、私の記憶だ。
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文字数 8,571 最終更新日 2018.09.17 登録日 2018.09.08
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