― その時アルは、静かに空を見上げていた ―
夕暮れの公園。
子供たちが泥をこね、無心に何かを作っている。
やがて子供たちは帰り、
砂場には小さな泥団子だけが残される。
意味もなく何かを作る者。
そして、それを壊してしまう者。
これは、
まだ何も動き出していない頃の、小さな記憶。
『静かな悪戯 ― faint traces ―』
アルの場合。
※「静かな悪戯 ― Just one touch. ―」の後の、静かな時間を描いています。
※本作は『静かな悪戯』世界観による独立した短編です。
文字数 513
最終更新日 2026.03.21
登録日 2026.03.21