静かな悪戯 ― faint traces ―

― その時アルは、静かに空を見上げていた ―

夕暮れの公園。
子供たちが泥をこね、無心に何かを作っている。

やがて子供たちは帰り、
砂場には小さな泥団子だけが残される。

意味もなく何かを作る者。
そして、それを壊してしまう者。

これは、
まだ何も動き出していない頃の、小さな記憶。

『静かな悪戯 ― faint traces ―』
アルの場合。


※「静かな悪戯 ― Just one touch. ―」の後の、静かな時間を描いています。
※本作は『静かな悪戯』世界観による独立した短編です。
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