正体発覚 小説一覧

1件
1

剣を突きつけた相手は、夜だけ愛した「あなた」でした

戦争で敵対する二つの国。 アストレア王国の第一王女セシリアは、ある夜、古びた魔道具「月鏡」から見知らぬ青年の声を聞いた。 顔も名前も知らない。 それでも毎夜言葉を交わすうち、二人は少しずつ惹かれ合っていく。 けれど昼間、セシリアの前に現れたのは――母の死に関わる敵国の皇子、カシアンだった。 「夜のあなた」と「昼の敵」が、同じ人だとは知らないまま。 そして二人は、戦場で再び出会うことになる。 剣先の向こうで響いた、忘れられない声。 その瞬間、二人は知る。 愛した人が、自分が憎んでいた敵だったことを――。
1件