溺愛家族 小説一覧
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「よし、王家を潰そう」婚約破棄された夜、お父様が言いました ~物騒な溺愛家族の指揮は、私が執ります~
「お前との婚約を破棄する!」
六年間尽くした王太子に捨てられた夜、公爵令嬢エステルを、家族は温かな夕食で迎えてくれた。
そして食後、お父様が言った。
「よし、王家を潰そう」
「だめだ、親父。根切りにしよう」
「兄さん、それでは早すぎるよ」
「あらあら。みんな優しいのね」
――待って。お母様は、まだ何もおっしゃらないで。
王位にはまるで興味のない愛妻家の父。妹のためなら容赦のない三人の兄。そして、笑顔のまま一番恐ろしいことを考える母。
このままでは、国ごと焼け野原になりかねない。
「王家には退いていただきます。ただし、何をするか、どこまでやるかは、私が決めます」
王宮ではにこやかに。家ではお茶とお菓子を囲んで。
民の暮らしは止めず、誰も傷つけず、王家の逃げ道だけを静かに塞いでいく――。
物騒すぎる溺愛家族と、その手綱を握る末娘の、ほのぼの政権奪取物語。
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