後輩騎士小説一覧

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勇者に唯一の恋人を奪われた騎士、エデル。 彼は恋人を奪われたその時から、何かに取り憑かれたかのように戦場の前線に立ち続けた。  何時でも氷点下まで冷めきった顔、しかしエデルは幾度も撤退時には殿を務め、撤退する仲間に迫る敵軍の魔の手を食い止めながらも、敵部隊を半壊させ、前線を維持するという偉業も何度も成し遂げる、軍人の鏡のような活躍をする。  表情は冷めきっていても、その手から救われた兵士、国民は数知れず、何時しかエデルは『救国の戦槍』と英雄と同様に称えられるようになった。   しかし、エデルはそれに喜びを示すことはなく、その日も戦場で殿を務め、且つ前線を維持する。 ──戦うことしか、自分にはない 恋人が、何時か振り向いてくれるのを願って、エデルは今日も戦場で斧槍(ハルバード)を振るい続ける──が、心身ともに限界が近づき、遂にそれまで感情を押し殺していたエデルはある日、敵兵士の死体が転がる血生臭い戦場の中心で、感情吐き出してしまう。 その時、唐突に現れた謎の少女に出会い、エデルの人生は変わっていく。
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文字数 29,295 最終更新日 2019.01.05 登録日 2018.12.23
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