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不生不滅の蓮華姫Ⅳ 〜りんの友達編〜
人と人との“縁”を奪い、最悪の未来を引き寄せる――悪縁鬼。
不動明王の蓮華姫・円城あかりは、虚空竜宮寺で悪縁鬼たちの真の目的を知る。奪った縁の力を集め、大災厄を現実にしようとしているのだ。
その頃、小学生の蓮見りんは、友達の知佳が家庭内で深刻な暴力とネグレクトに晒されていることを知る。救いたくても、小学生の自分には止められない。追い詰められたりんは地蔵菩薩へ祈り、その声は“仏リンク”を通じて、あかりたちへ届く。
集結する六人の蓮華姫。
不動明王、文殊菩薩、虚空蔵菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、そして鴉天狗。
彼女たちは知佳を救うため、悪縁鬼が作り出した精神世界へと突入する。
しかし、そこに待っていたのは、父親の“支配”と母親の“逃避”が絡み合った共依存の悪縁世界。そして、愛を求めるあまり他者を縛る《依存の悪縁鬼・黎》だった。
戦いの中で、黒羽真夜は金剛夜叉明王へと覚醒。さらに黎は如来級の力を解放し、蓮華姫たちは一度、完全な敗北を迎える。
それでも、縁は終わらない。
時を巻き戻し、仲間を救い、悪縁を“断つ”のではなく“繋ぎ直す”。
だが、未来を変えるということは、何も失わずに済むことではなかった。
知佳を救ったりん。
仲間を救った澪。
戦い抜いたあかり。
三人はそれぞれ、大切な“縁”を失う。
誰かを救うとは何か。
縁を結ぶとは何か。
そして、失われた縁の先に何が残るのか。
これは、地蔵菩薩の蓮華姫・りんが初めて知る――《縁を失う痛み》の物語。
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文字数 27,837
最終更新日 2026.08.29
登録日 2026.08.25
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