ファンタジー 救助 小説一覧
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クビになったダンジョン配達員、宛名がある限り最短ルートが見える~誰も入れない崩落区画へ薬を届けていたら、十年前に消えた父から依頼が届いた~
日向航、二十八歳。大手探索クラン〈ヘリオス〉のダンジョン専門配達員だったが、「戦えない人員に予算は出せない」と契約を切られた。
その夜、崩落区画に取り残された少女へ小児用の薬を届けてほしいと頼まれる。救助隊の地図は壁で途切れていた。ところが荷物に本名を書き、送り主が本気で届けたいと願った瞬間、航にだけ淡い緑の道が見えた。
道は短い。安全とは限らない。それでも薬は間に合った。
救助映像が広がった翌朝、彼の私書箱へ一枚の配達票が届く。消印は十年前。差出人は、封鎖事故で死んだはずの父だった。
配達先は公的地図に存在しない〈零番層〉。しかも同じ階層には、事故で失われたはずの百二十七人分の宛名が残っている。航が一件届けるたび、死者扱いされた誰かの生存が証明される。逆に、クランは宛名と住所を記録から消し始めた。
倒す力はない。間に合わせる力ならある。これは一人の配達員が、消された住所と帰る場所を取り戻す物語。
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文字数 12,483
最終更新日 2026.08.11
登録日 2026.08.11
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学校ではモブの俺、裏ではダンジョン救助組織の司令塔 ――《痕跡鑑定》で事故も隠蔽も見抜いてやり直す
ダンジョンが社会インフラの一部となった現代日本。
探索者育成の名門・私立蒼栄学院に通う二年生、水城玲司は、学校では目立たない落ちこぼれとして扱われていた。だが彼の持つ《痕跡鑑定》は、壁の傷、床の歪み、魔力残滓、記録改ざんの違和感から、事故も陰謀も先回りして見抜けてしまう危険な力だった。
前の時間軸で玲司は、大手クラン黒峰の事故隠しの真相に近づいたことで見捨てられ、死の間際に二年前へ戻る。
「今度は誰も死なせない」
そう誓った玲司は、未来の事故と不正を先回りして潰しながら、かつて救えなかった少女たちを一人ずつ救い、表では無関係なクラスメイト、裏では非公認救助組織TRACEの仲間として迎え入れていく。
彼らの武器は、正面突破の強さではない。
異変を見抜き、潜り、救助し、証拠を残し、言い逃れできない形で暴くこと。
学校では他人。街では一般人。ダンジョンでは別の顔。
これは、空気みたいな少年が、秘密の組織とともに現実社会の裏側へ食い込んでいく、現代ダンジョン逆転劇。
感想数 0
文字数 188,178
最終更新日 2026.08.11
登録日 2026.05.11
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