恋愛 無自覚最強 小説一覧
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内容紹介(アルファポリス向け)
召喚されたのは「伝説の聖女」――のはずなのに、
魔力測定はまさかのゼロ判定。
「え? 私、もともとこういうタイプだから」
そう言い切った姫乃は、ただの 無気力で帰りたい社会人女子 だった。
本当は――
午前零時になると“平凡少女の仮面”が剥がれ、
絶世の美女で雪女の末裔、本物のバケモノ級の魔力があふれ出す。
それがバレたら面倒すぎるので、全力で隠し通したい。
「私は本日より、本気でサボります!」
ところが王城の舞踏会で、
逃げ切れず迎えた“午前零時”。
美貌はバレる、魔力はダダ漏れ、王子は絶句、
魔王軍は「強者あり」と勘違いして進軍開始。
そして――
姫乃のくしゃみ一発で魔王軍が氷漬けになる。
「協力してあげたんだから、後片付けくらいよろしく」
その後も、
昼食の邪魔をした魔王四天王が秒で凍り、
人質作戦はアイスジャベリンで一掃され、
魔王国は姫乃の“誤解”で氷河期に突入。
世界は救われ、魔王は土下座し、
王子レオンは求婚しようとして秒でフラれ、
ついには魔王までプロポーズしてくる始末。
自由にサボりたいだけなのに、
姫乃の周りだけ勝手に世界が救われていく――。
文字数 39,455
最終更新日 2025.11.24
登録日 2025.11.24
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聖女である完璧な妹・リリアナと比較され、「出来損ない」の烙印を押された伯爵令嬢のエリアナ。
彼女は家族からも婚約者である王子からも見放され、国の北の果て、瘴気に呪われた「黒狼騎士団」へ厄介払い同然に追放されてしまう。
そこを率いるのは、「死神」と恐れられる呪われた騎士団長アレス・フォン・シュヴァルツ。
絶望的な状況の中、エリアナは趣味の料理や掃除で、ささやかな日常を取り戻そうとする。
しかし、彼女自身も知らない、特別な力が宿っていた。
彼女が心を込めて作った温かいスープは、騎士たちの頑なな心を溶かし、長年の呪いによる体の痛みを和らげる。
彼女が磨いた窓から差し込む光は、砦に澱む濃密な瘴気を、まるで夜明けの霧のように祓っていく。
そう、彼女こそが、国を救う真の力を持つ【伝説級の浄化能力者】だったのだ。
無愛想で冷徹だったはずのアレスは、エリアナがもたらす奇跡と、その無自覚な優しさに触れ、徐々に心を解かしていく。
やがてその想いは、手放すことのできない執着と独占欲を伴う、激しい愛情へと変わっていった。
一方、エリアナを追放した王都では、偽りの聖女の力が陰りを見せ、国が滅亡の危機に瀕していた。
「今さら私に戻ってこいなんて、もう遅いです! 私の居場所は、世界で一番、私を愛してくれる人の隣ですから」
文字数 57,101
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.12
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